10MHz回り込み対策
車でICOMのIC−706MKUG/50w機を使用しています。車で運用する時、10MHzで20wも出そうとすると、本来なら自由空間へ放出されるべき電波が何らかの理由で無線機へ戻って動作異常を起こし、勝手に電源が落ちてしまうという症状が出ていました。
原因は、波長に似合ったアースが取れないからではないかと思います。6%程度の長さに短縮された”超”短縮のアンテナを使っているので、本来の波長「30m」を忘れてしまいます。
普段は小電力なので問題が出ないのですが、「ここ一番」という時に出力を上げられないので、不調が出ないように回りこみ対策をすることにしました。

車載機は、荷台に箱を作りその中に収めてあります。箱の上にはDVDカーナビの本体。干渉しそうですが、この状態で1年ほど使っており、今のところ大丈夫のようです。
無線機のアースは、要らなくなった同軸ケーブルの網線を使って、「DVDナビ」「無線機本体」「チューナ」とも車のボディーへと取ってあります。
箱に収めてしまうと無線機のメンテナンス性が悪くなるので、上蓋を外せるようにもしてあります。



取り付けは、無線機本体と、コントロール部であるフロントパネルを分離して、コントロール部だけを運転席横に持ってきています。
コントロール部は、小物入れの蓋と兼用になっています。(左の写真をポイントすると、ふたが開きます)



本体とフロントパネルを接続する「セパレートケーブル」を、本体の近くでフェライト棒に巻きつけました。フェライト棒は一昔前のラジオを分解するとAM用バーアンテナとして必ず入っていたのですが、最近では小型化が進んでいますので写真のような長さ10センチほどのフェライト棒はあまり見かけなくなりました。
Material Vy Thanks to JP2GUL
Method Vy Thanks to JE2WYA

フェライト棒にケーブルを巻きつけるだけの対策で回り込みが無くなりました。こんな事ならもっと早く処理するべきだったかと・・・
これで、10MHz/50w出力できるようになりました。
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