Elecraft K2K2 & Optimus123RK2 の内部アマゴ イワナ香魚「鮎」早渓のアマゴ


      
   

K2の製作(標準キット)
準備した道具
コントロール基板
フロントパネル基板
RF基板
 
インプレッション
使用感
 
各種オプション類
SSBユニット
160mBand ユニット
ノイズブランカ ユニット
オートアンテナチューナ
内蔵バッテリー
オーディオフィルタ ユニット
 
Rev.A to B改造(Ver,UP改造)
AFボリュームのスムーズ化
SSB音質改善
サイドトーン音質改善
PLL周波数安定化改造
BPF混信対策改造
PLL/BFO温度安定化対策
その他の改造
 
出力特性(パワーチェック)

Rev.A
  最大出力測定
  最大出力時と5w時の電流測定

Rev.B
  トランスT4巻数の違いによる
  出力−電流量比較
 

 

 RF基板 

 無線機でもっとも大事な部分、信号の送受信の回路部分です。
 さて、ここからが無線機の心臓部、RF基板です。基板1枚当り最も部品点数の多いユニットです。
 この基板の組立の中で動作確認や点検調整が始まります。始めて電源を入れるわけですね。

      製作開始直前 ↓

      出来上がると、こんな感じです。↓
RF基板を取り付けたところ  

 

 リレー他を少し取り付けたところで『調整パート1』です。
 この段階で始めて電源を入れるわけです。動くか動かないか、今までが合っていたのか間違っていたのか、瞬間にして合否が決まるわけですね。ドキドキです。
 電源ON。表示も出ました。マニュアルどおりに動作してます。この段階での消費電流80mA。マニュアルより若干高いのですが、許容範囲でしょう。

 電圧検測用プローブ、周波数カウンタ用プローブを組み立てます。どちらもK2に内蔵の機能です。わざわざ用意する必要が無いので助かります。ちなみに測定に必要な機能は全て組み込まれています。あると便利なのは抵抗値を測るためのテスタくらいでしょうか。

 この時点で一度総点検。
 取り付いている部品に間違いは無いか・・・OK
 半田面の確認・・・リレーの足にブリッジ発見!
 部品点数が多いので、必ずどこかミスをすると思って取り組んでも良いくらいでしょう。落ち着いて1ヶ所1ヶ所確実に付けていきましょう。 


 組立を再開します。この後の組立では『コイルを巻く』という作業が待ち構えています。不安ですね。どれほどの精度が必要か、全く未知の世界です。
 ちなみに、コイルは組立より先行して全部巻いてしまいました。もちろん、1個づつ札を付けて「Lの何番で何巻き」、「RFCの何番で何巻き」、と一目で判るように識別しておきました。
 巻いたコイルは、片っ端からカッターナイフの背でエナメルをはがしておきました。こうすると、組立時は半田付けに没頭できます。
 基板へ取り付ける際に、もう一度巻き数を確認です。この3段階の手順でミスは抑えられると思います。

 K2の動作不良は、エナメルの剥離不良による接触不良が大変多いそうです。組み立てた後からチェックするのは大変です。方法はいろいろありますが確実に剥離しておきましょう。そうそう、剥離部分への「半田メッキ」も忘れずにね。

 きれいな仕事は丁寧な下準備から、です。

 トランスの写真を載せておきます。巻き方が上手いか下手か・・・ 何も言わないでくださいね(笑)。

  こんな感じです。↓
トランス2種類 

 トランス(T4)の巻き数によって、出力5w以下のときの消費電流を少なくすることが出来るそうです。その代わり10w以下の出力に制限されます。「QRP運用のみ!!」という方にはお勧めの変更点です。

 トランス(T2)の巻き方でも微妙に出力が変わります。28MHz帯の場合はT2の3−4巻き線の位置によって出力が7〜8wくらいまで変化します。写真のT2は巻き方が汚く見えますが、実はこれで本機の最大出力が出ています(出ているはずです)。

 2つの6角ナットの裏側に本機の心臓部、終段管2SC1969が2個ついてます。


 内蔵周波数カウンタでBFO周波数を読むと、設計範囲より若干低めになっていましたので、RF基板裏面L33という手巻きコイルにセラミックコンデンサ33pFを追加し、設計範囲内に納めました。こういった改造・改良方法は細かく組立説明書に載ってますのでご安心を。 

 周波数の校正は、
  【1】 コントロール基板上のC22(トリマー)で発振周波数を調整
  【2】 VFOを7.00010に合わせ、
  【3】 K2の『MENU』機能から『CAL PLL』を選択し実行、
 後は自動。3〜4分で「End」表示。校正完了です。

 CPUのVer.1.**のものは、直線性の校正を各周波数帯全てで行わなければならなかったようですがバージョンが2.**のものは7メガだけ行えばよいようです。


 調整の中でもっとも手間取ったのがBFO周波数の調整です。これは可変フィルタの通過帯域に関わってきますので、時間をかけてよく考えてから調整しました。

 私の採った調整方法は・・・
 CWフィルタの調整には、
  【1】 もう一台HF機を用意。ダミーロードを付けてCWモードで送信。
  【2】 K2をCWモードでゼロインして、
  【3】 各フィルタシェープで受信感度が最大になるようSメータを見ながら調整。

 SSBフィルタの調整は、
  【1】 各フィルタシェープを説明書どおりのBFO周波数にあわせ、
  【2】 そこから好みの音調になるよう微調整しただけ。

 フィルタは各モードごとFL1〜FL4の4種類が設定できます。ただし、FL1は送信に使う設定も兼ねていますので、あまり無茶な設定は出来ません。

 いずれにしても私の調整方法が良いのかどうか、ひょっとすると問題ありなのかも知れません。他に良い方法がありましたら、どなたか是非教えてください。


 さて最終調整。全周波数帯で最大出力を10wかそれ以上に調整。
 調整には内蔵されているデジタルパワーメータが使用できます。表示される出力が最大になるように調整します。
 ただ、デジタル表示よりもアナログ表示のほうが調整しやすいと思いますので、手持ちがあれば終端電力計やSWR/Po計+ダミーロードなどのアナログメータを使用して調整したほうが判りやすくて手早いと思います。

 写真左右にズラッと並んでいるトリマで各バンドごとに調整です。ただし1.9メガ帯(オプション)と3.5メガ帯は共通のIF段を使用しますので、両方のバンドで最大出力となるように調整しなければなりません。ここが少し面倒かな?

 調整しながら出力を計測。全バンドで最大8w。おかしい。どこが間違っていたのか。コイルの巻き数、各値の確認、いろいろと手を尽くしましたが全く以って不明。
 相当なドタバタ劇を繰り返した挙句、原因判明。K2そのものには何ら問題は無かったのです。外付け終段電力計の20wレンジが焼損し、8w以上が検出できなかっただけでした。関係の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。


 RF基板の製作に6日。この基板は少々時間が掛かりました。部品点数も多かったからね。家族サービスの合間の日曜だけでの製作。
 K2を作るためには『家族サービスを欠かさない』ことが、一番重要でした (^^) 

 まだまだ、オプションの組立取り付けが待ってます。

 次はSSBユニット です